Seven...KOKI



「…くぅ~ん。わん!!」



「ほらっ。熱いから気をつけろ」



皿にホットミルクを注ぐと
ゆっくりなめだした。



「ハンバーグ弁当…食うかなぁ…」



コンビニの袋から弁当を取り出して
犬を見つめた。



「…犬に弁当あげるの?」



「ん?」



声がする方を向くとコップを
机の上に置きながらこっちを
見てる女の子。



「えっ…?」



「犬に…人間の食べるものあげるの?」



「あっ…しゃべった」



「えっ?…あっ…」



「しゃべったしゃべった!!」



俺は騒ぎながら女の子の隣に座った。



「あんた名前は?
なんであんなとこにいたんだよ」



「…」



「まただんまり…、まぁいいや。
寒かっただろ?そこの部屋入ったら
ベッドあるから休めよ。
風呂入りたかったら入ってもいいぞ」



「えっ…」