Seven...KOKI



「…光輝?あの、ご飯作らないと」



「雪…俺」



そうつぶやくと俺の顔は
どんどん雪に近づいてた。



俺も分からない。



何してんだ?



だんだん近づいて唇が触れようとした時、
頭を瞳の顔がよぎった。



その瞬間雪に向いてた顔は下を向き、
フローリングには涙がこぼれた。



雪の涙…。



「…もう…いい」



そう言い残して自分の部屋に
入っていった雪。



ばかだ俺。



そのまま壁にもたれて座り込んだ。



「…何やってんだ」



「…くぅ~ん」



「モカ…俺バカだな…」



キス…。



できなかった。



できない上に瞳のこと考えるなんて…。



最低だよ…俺。










あれからいつのまにか寝てて、
起きると朝の10時。