「痛っ…!」
え?
「雪!どした!?」
あわててキッチンにいる雪にかけよった。
「おい、指切ったのか?」
雪は痛そうに人差し指をおさえてる。
「…大丈夫。ちょっとかすっただけ」
「何言ってんだよ。
めちゃくちゃ血出てるじゃねぇか!」
救急箱!どこだっけ…?
あっ…あった。
「光輝…いいよ。舐めてれば治るから」
「ばか!その傷口から
菌が入るんだぞ!?」
そう言いながら急いで消毒した。
「…光輝」
「あっわりぃ!しみた?」
「ううん…大丈夫。ねぇ…」
「何だよ」
結構深く切ってんな…。
まだ血が止まらない指に必死になってる
俺に雪は聞いてきた。



