Seven...KOKI



「ほらっ!行くぞ」



勢いよく立ち上がったら
その子もつられて立ち上がった。



そのまま路地を出ると
少し後ろからとぼとぼとついてきた。



警戒してるなぁ…。



そんなに俺怖い奴に見えるのかなぁ…?



ちょっとショック…。










「着きましたっと」



家に到着し、ポッケから鍵を出して
ドアを開けた。



「さぁどうぞっ」



不安そうに玄関に入っていく女の子に
続いて俺も入る。



「ソファーにでも座ってろ」



そう言うとあたりを見渡しながら
おそるおそるソファーに座る女の子。



それを確認してから
ホットミルクを3つ作った。



「ほいっどうぞ」



さしだしたコップを軽くおじぎしながら
受け取った。



「おいっわんこ!!どこだ!」