Seven...KOKI



ん?…あぁ。



「香奈さん…おはようございます」



「うわっ!テンション低っっ!!
ちょっと近寄んないでよ~?
あたしにまでうつったら
どうしてくれんの」



自分から声かけてきたくせに…。



俺を追い越して先に楽屋に入った。



「光輝~?何かあったの?」



携帯をいじりながら
鏡越しに俺に問いかける。



「あっ…いや」



「そういえば…明日雪ちゃんの
誕生日でしょ?何か用意した?」



「用意はしましたけど…
仕事入っちゃって」



「仕事…あっそっか、あたしもだった。
そっかそっか…じゃあ雪ちゃん
1人でさびしいね…」



「いや…そうでもないみたいですよ?」



「ん?」



「雪、デートらしいですから…」



「デート?」



「はい。彼氏できたっぽいです」



「…なるほど。
それで光輝はテンション低いのか~」