Seven...KOKI



えっ?えっ?



ゆっくり後ろを振り向いたら
ストラップをつけた鍵をちらつかせながら
にこにこしてる雪がいた。



「あっ…そんなにびっくりした?
ごめんごめん」



平謝りしながら俺にストラップを
渡してきた。



「…なんだこれ」



「日頃の感謝のしるし」



よく見ると雪が鍵につけてる
熊のストラップと色違いのものだった。



雪のはピンク。



俺のは水色。



「…」



「光輝?…もしかして嫌だった?」




「あっ…いや?ありがとう」



俺は雪からもらったストラップを
すぐに鍵につけた。



「そうだ…俺も、これ」



「これ…」



「雪専用のヘルメット。
元カノが使ってたやつだとあれだし…」



「う、うん!…光輝ありがと」