「んじゃ、放課後まで
私、此処で寝てるわ」

私は地面に寝転がって、
瞼を閉じた

「分かった、後でね」

紫萌が行った足音がした

「はぁ…」

ため息をついて、空を見た

この世界にいればいるほど
未練が出来てきそうな気がする。

彼女を助けて後悔なんて…、

「するわけ…ないよね?」

自分に問いかけて不安になる。

私は良いことをしたんだ

…本当に?私にとって良いこと?

1つ命を助けることができたもん

…自分の命より大切なの?