それでも私は______信じていた。






『瀬菜、今日は母さんと3人で遊びに行くか』

『ホント?やったーっ!
早く行こうよっ!』

『あー、そんなに走ったら転ぶぞー』

『はぁーい』


私さえ我慢すれば、

あの時の優しいお父さんに

いつか戻る日がくると

根拠もない理由で信じていたんだ・・・。