学校は見た感じだと、都会にありそうな大学風の校舎だった。

中高一貫校な事もあって、やはり大きい。


それになんと、彼は中等部3年生であり、先輩だった。


「よ、よろしくお願いします鯨藤先輩!」


「こ、こちらこそよろしくお願いします!」


鯨藤先輩とは校門の外で別れた。登校時間なので人も多い。


ここは、島名と同じ名前で、
『東阪中等・高等学校』というらしい。


ふと後ろから誰かに話しかけられた。