「だって床屋、怖いんやもん。」


「なんで?」


「なんか、変な髪型にされる。」


「え?」


青年曰く一度床屋で丸坊主にされた事がトラウマになって床屋に行かないのだそう。


「髪、切らなくて平気?」


「腰ぐらいなったら切る。」


「ふーん」


「学校大丈夫なの?」


「へ?ここの学校髪型自由よ。男のおカッパおるし、モヒカンもおる。」


(嘘でしょ!!!嘘と言って……)


気付けば学校に着いていた。