放課後は先生に質問をしに行くのが日課になっている。 塾に行っていない分、利用できるものが学校くらいしかないのだ。 「…………」 じいっと鞄の中身を見つめる。 今日あいつらに余計なことを言われたせいか、俺のなかで男子高校生の夢が爆発していた。 新しい英語の先生、可愛かったな……。 いってみよ。