「菜乃花…?」

「んー…?」

「菜乃花に話したいことがあるんだ。」

「話したいこと…?」

「あぁ。」

「分かった。」

俺達は真っ直ぐお互いの目を見つめた。

「菜乃花…好きだ。」

俺は恥ずかしくなったけど…彼女から目を逸らさなかった。

「…大河…。私も…好きだよ。」

彼女は頬を赤めながら言った。

りんごあめみたいで可愛くて可愛くて…。

「菜乃花…大好きだ。」

そして菜乃花を抱きしめたのだ。

菜乃花は驚いていたが俺を抱きしめてくれた。

彼女は月のように輝いていて星を照らす存在だ。