「皆様。大変です!!
甲賀が……甲賀が動き出しました」

いよいよか……。
陛下を見るとコクりと頷いた。
私は、気持ちを改め戦に参加した。

その頃。甲賀は、陛下の予想通りのルートで
攻め込んでいた。
このまま襲撃する気だろう。だがそうはさせない。
私は、陛下と数人の兵や忍びを引き連れて行動した。
Dチームとして。

そして目的地に到着すると決めておいた合図と共に
甲賀を挟み撃ちにした。
AチームBチームCチームDチームが揃った。

「な、お前らは、伊賀の!?」

「かかれ!!」

驚く甲賀と違い陛下の声と共に伊賀の忍びは、
一斉に攻める。お互いの力をぶつけ合う。
そこで見えたのは、それぞれの戦い方だった。
源助という男は、とにかく力任せ。
パワフルな腕力とダイナミックな攻め方で
相手を殴ったりして力で押さえ付けていた。
体術や喧嘩には、とにかく強かった。

逆に蘭丸は、冷静沈着であり頭がいいため
先を読み剣や術で相手を的確に仕留めていた。
しかし、どちからと言えば騎士向きより
暗殺向きなやり方だった。
どちらも影近と同じぐらいの強さで
三忍の曾孫と言われるだけの実力はある。

影近は、リュウ様と協力をして相手を倒していた。
自然と背中合わせに戦う姿は、まるで
良きパートナーみたいで息がピッタリだった。
実力もお互いに申し分ない。

そして私は、国王陛下の言葉通りに
自分のやりやすいスタイルで戦った。
短剣を数本、敵に向かって投げた。
もちろん相手は、甲賀の忍びのためすぐに
避けられてしまう。だが、それは……想定内だ。

短剣が投げた同時に私は、両手に
短剣を持って敵のところに突っ込んで行く。
そして避けたところを切り裂いた。
飛び跳ねたり回し蹴りをしながら数秒の速さで
次から次へと敵を倒して行く。

「なっ……何者だ!?この女」

「この女……まさか!?」

私は、止まらない速さで切り裂いて行くが
何処からか、その速さについて行くように
向かってきた人物がいた。
私は、すぐに気づいて後ろにバク転をしながら避けた。
くっ……危なかった。