飴の色は空色だった。

「ジリリリリン」
また目覚まし時計の音がする。

眠くなかったけど起きる気なんてなかった。

学校に電話しようと思い受話器をとる。

私の家は両親か忙しいのを先生は知っているのサボりだと疑わない。「もしもし……」出来るだけガラガラ声で話す。『田村です。その声は白花さん?』「はい。喉が痛くて……。風邪かもしれないので休みます。」『わかりました』そう言って電話は切れた。お腹すいたな……。コンビニ行こ。

 「あれ……ここどこ……」気が付くと知らない場所に来ていた。どれだけぼーっとしてるんだ私。近くにあるコンビニとかで道聞いて来ようかな。とりあえず、ここどこ?完全に迷子だ。たぶん、歩いてたらコンビニでも着くだろう。

 ひたすら歩いていたら見たこともない雑貨屋に着いた。道を聞こうと中に入る。優しそうなおじいさんがいた。60歳ぐらいだろうか。「すみません」と声をかけると「どうしたの?」と言われた。「道に迷ったので〇〇駅まで行く道を教えてください」と言うと「紙持ってくるからちょっと待っててね」と奥の方に行ってしまった。それにしてもこの店には不思議なものがたくさんある。”電話にでんわ“とか謎のネーミングのものもあるし、”恋の飴“と書いてある美味しそうなピンクの飴もある。私はその中の1つに目を奪われた。”天気飴“と書いてある。綺麗だなぁ。なんか言い表せない色をしている。飴を見ていると紙を持ったおじいさんが奥から帰ってきた。飴に目を奪われている私を見て「紙に道を書いておいたよ……あ、その飴気になった?」と聞いてきた。何も言わずこくりとうなずくと「欲しい?」と聞いてきた。「はい」と答えると、「1個100円」と言った。高くないかな……?そう思ったが、この飴を食べたい。絶対おいしいよな……。「買います」そう言って100円払った。「使う時はちゃんと説明見てねー」と言っておじいさんは100円を受け取った。説明……?なんのことだろう。そんなことより、早く飴なめたいなー。なんか雑貨屋って感じの袋じゃなくて昔の駄菓子屋の引き飴を引いた時の袋みたいだなぁと思っていると綺麗な包みに入れてくれた。雲の柄の可愛い袋だ。「お買い上げありがとうございました」おじいさんはにっこり笑って言った。「こちらこそ!ありがとうございました」私はそう言って来た道を帰っていった。