飴の色は空色だった。

ファァー。
今日はずっと星奈に見られていたような気がする。やっぱり気づくよなー。これからどうしよ。
「ママー、あの雲、綿菓子みたいだね!食べれるのかなー」
幼稚園児の元気な声が耳に飛び込んできた。
食べれるわけないじゃん。雲なんか。まず、つかめないし。そのとき、あの飴のことが頭によぎった。
私が幼稚園の頃だったらたぶんあの飴のこと信じてたかな。

もし、あの飴をなめたら本当に天気を変えられたらどうする?

ないない。
そんなことあるはずない。

そう思いながらも飴のことが頭から離れなかった。