翌日、私は昨夜夫の鞄から出てきたハンカチを彼に渡した。すると彼は目を見開いて私を見た。 「唯月の鞄からでてきたハンカチだよ。早めに返した方がいいでしょ」 そう促すと、彼はほっと息をついた。 それに違和感を感じる間もなく唯月は家を出ていった。