人間嫌いの本当の気持ち

それからまたしばらく経ち


時間が経つと、彼女は少しずつ私に対しての距離を戻していたような。

そんな気がした。

だが、不思議と彼女と話す機会が、距離が、わからなくなっていた。






ある日、私に仕事場の移動をする話が決まった。
かなり急だった。


その日、移動する日。
責任者と移動の話しをしに行った。
そこには彼女もいた。

責任者と笑顔で話しながら歩いていたところだ。

声をかけた、責任者は止まる

責任者と移動の話をした、彼女はそのまま歩きながら、

きっと聞こえていただろう

彼女はうつ向いたまま行ってしまった。


すぐに追いかけようか一瞬迷ったが、私はそのまま、帰った。

何も言わなかった。