その手紙は、毎日届いた
宛先は、私
宛名は、ケン
でも、私はケンって人を知らなくて
ただ、気味が悪かった

お兄ちゃんにもリュウ君にも誰にも相談なんて出来ない
心配かけられない

勇気をもって手紙を開けてみた
私が忘れてるだけで本当は知ってる人
そういう展開を期待して

でも、やっぱり知らない人