一通の手紙が届いた。
俺宛てのものだったが、差し出し人は書かれていなかった。
不審な気持ちを抱えつつ手紙を開封する。
青い空の便箋が一枚。誰かの気持ちとともに入れられていた。
『僕の心友へ
あの日の別れの言葉をずっと悔やんでいます。本当は、君と出会えてよかった。笑う日が多くなって、一緒にいるだけで楽しいことばかりでした。
出来ればずっと一緒にいたかったけど、僕自身の勝手な都合で、離れることを決めました。
君の心友になれてよかった。君が、僕の心友でよかった。
また会うことはないと思う。でも、僕が君の心友で、君が僕の心友ということは覚えていて欲しい。
長くなりそうなので、ここら辺で終わろうと思います。
次の言葉が、僕からの本当の別れの言葉です。
どうか、僕のことを忘れないでいて欲しい。
ばいばい』
差し出し人は書かれていないその手紙はあいつの想いでいっぱいだった。こんなの、すぐに誰だかわかるに決まってる。
あの日の言葉が俺を責めたてていた。だけど、今度は忘れないでいて欲しい、だなんて。
言われなくたって、忘れることはない。
あいつが引っ越してから無性に会いたいんだ。
仲良い奴と話していてもどこか楽しくない。いつも隣にいたあいつがいなくて、時々全てがどうでもよくなる。無気力感に襲われて、何も手につかない。気づけばあいつのことを考えてる。
この感情の名前なんか、あいつがいた時はわからなかった。
だけど、いまならわかる。いなくなってから自覚するなんて、鈍感にも程があるだろう。いや、気づきたくなかっただけかもしれない。拒絶されるのが怖かったんだろうな。
俺宛てのものだったが、差し出し人は書かれていなかった。
不審な気持ちを抱えつつ手紙を開封する。
青い空の便箋が一枚。誰かの気持ちとともに入れられていた。
『僕の心友へ
あの日の別れの言葉をずっと悔やんでいます。本当は、君と出会えてよかった。笑う日が多くなって、一緒にいるだけで楽しいことばかりでした。
出来ればずっと一緒にいたかったけど、僕自身の勝手な都合で、離れることを決めました。
君の心友になれてよかった。君が、僕の心友でよかった。
また会うことはないと思う。でも、僕が君の心友で、君が僕の心友ということは覚えていて欲しい。
長くなりそうなので、ここら辺で終わろうと思います。
次の言葉が、僕からの本当の別れの言葉です。
どうか、僕のことを忘れないでいて欲しい。
ばいばい』
差し出し人は書かれていないその手紙はあいつの想いでいっぱいだった。こんなの、すぐに誰だかわかるに決まってる。
あの日の言葉が俺を責めたてていた。だけど、今度は忘れないでいて欲しい、だなんて。
言われなくたって、忘れることはない。
あいつが引っ越してから無性に会いたいんだ。
仲良い奴と話していてもどこか楽しくない。いつも隣にいたあいつがいなくて、時々全てがどうでもよくなる。無気力感に襲われて、何も手につかない。気づけばあいつのことを考えてる。
この感情の名前なんか、あいつがいた時はわからなかった。
だけど、いまならわかる。いなくなってから自覚するなんて、鈍感にも程があるだろう。いや、気づきたくなかっただけかもしれない。拒絶されるのが怖かったんだろうな。

