ガチャッ
トイレから出ると、なんとイケメン寺島がスタンバっていた。
ん?なんだ!?まさか!テレパシーを感じて?
(いや、普通に睨み返したと思われたか…)
これは!謝るしかないか!(面倒なので)
よし!せーのっっっ
『ホモだとか尊いとか思ってごめんなさい!「俺のこと好きなんすか?」』
え?
やばい、普通に謝ればよかった。
これ、ただ私が怪我しただけじゃないかよ。
なんだ、好きだと思われてたのか…
すき、、え!?すき!?
私が頭で処理するまでに寺島はキョトンとして私と同じ状況が理解出来てないようだ。
『あ、ちちがうよ!?私寺島くんのこと好きじゃないし!』
むしろ腐女子告白しちゃったじゃないか
「あ、あ!俺こそごめんなさい。変な勘違いして(照)」
寺島はこれまでとは全く違う表情をして、その場で赤くなってうずくまった。
可愛いな、このやろ。
『だ、大丈夫!勘違いしちゃう行動とっちゃったの私だから!ね!』
落ち込まないでくれー!
むしろ私の方が落ち込みたい。
「すみません、、俺過去のトラウマとかあって、勘違いしちゃって…」
過去のトラウマ…
(((過去のトラウマ!!)))
なんだその主人公的発言!!!
あ、いかんいかん、少女漫画症候群が出てしまうじゃないか。。

