衣、愛してる。」


「なぁ聖華、オレはあいつを認めた方がいい?…あいつひどい男だよ。姉さんを妊娠させて消えた、最低な男。」

弟が言うと、その嫁は、

「人にはそれなりの事情があるわ。お姉さんの妊娠をずっと知らされずに生きて来て、いきなり自分の娘だと知る。…礼衣だったらどう思うかな?」
「…。」
「もし、付き合ってた人の娘だと思って、ただ、その後が知りたくて、たまたま出会った子が、自分を示す物を持っていたら。多分守りたいと思うかな…。茉莉ちゃんが言ってた。茉莉ちゃんの指輪、遥紀さんがお義姉さんに贈ったもの。お守りを落として、中から指輪を見つけた時、指輪をまじまじ見てたって、うっすらこぼれた涙を見たって。」
「…。」
「私は礼衣が好きよ。」
「聖華…。」

礼衣は聖華のパジャマのボタンを外す。
聖華も礼衣のボタンを外し、

「いいよ。」

と言う。
礼衣は聖華のブラのホックを外し、あらわになった聖華の乳首を舐めて、あまかみする。
聖華の乳首は尖り、カラダは濡れてくる。

「はぁはぁ…。」

あまい息。

「ねぇ、キスして?」

甘える聖華。
礼衣の理性は奪われ、

キス。

舌をつつき、絡める。
礼衣は手を聖華のパンツの中へ忍ばせ、掻き回す。

「あっ…あぁっ!?」

粘り気のある蜜がくちゃくちゃと音を立てる。
指を中に入れ、広げる。

「ん…あっ…もういいから。好きなようにして?」

礼衣は、固くなった精器を、聖華に挿入する。

「ああっ!!」

のけ反る聖華、礼衣も何度も挿入し、快楽を感じる。

「ああ…イク…。ああっ!!」

礼衣は感じ、聖華の中に、たくさんの黒いものが入る。
ベッドに飛び散ったそれは聖華は何かわかる。


”…あなたの子供がほし…い。”


二人は眠る。絆を確かめて。