オレの娘だ。」
「遥紀に追求された私はごまかした。」
「確信していたオレは嘘ついていると思った。ラジオで呼びかけた、茉衣は来た。真実を言ってくれた。すぐにここへ来た。眠っていた茉莉に添い寝して、抱いて眠った。その日から茉莉は遥紀になついて、嬉しかった。」
「…オレの父親は、駆け落ち同然で暮らしていたのを見つけ、茉莉を標的にした。茉莉は兄さんと母さんと父さんの策略で薬で眠らされて、さらわれた。茉衣から茉莉が帰って来ないと聞いたオレは嫌な予感がして実家に行った。茉莉はぐったりしてて、助けようとしたら捕まって、兄さんは抵抗のできない茉莉のカラダを奪おうとした。茉莉は薬の副作用で血を吐いて倒れて、半年くらい生死をさまよっていた。気を荒らした茉衣、叫んで泣いて、泣いて。倒れて、妊娠が発覚した。ストレスで流産しかけてた。茉莉が目覚めると茉衣のお腹は安定して、大きくなっていた。茉衣と茉衣の両親、兄弟に促され、実家に行けば、出産で実家へ帰省から戻っていた兄さんのお嫁さんを除く3人に茉莉は拒絶して、恐怖で叫んで泣いて、罪悪感のあった3人を苦しませた。確かに3人のしたことは罪だけど、3人のおかげで生きてこれた。恨めない。だから罪を背負うとした3人を咎めた。」
「…そんなことが…。」
「おれは茉衣と茉莉とお腹の赤ちゃんを愛している。赤ちゃんができたのは、また歩み始める為のしるし。」
「…ナオトに言わなかったのは、最初に茉衣が流産しかけたことにあるんだ。安定しても、今、負担を掛ける訳にはいけない。まさか写真を撮られるとは思っていなかった。悪魔だよ。理由は知らない。でも茉衣は臨月だ、察知するくらいなどできたはずだ。やっと幸せな生活を送れている。茉莉がいるから何だ、娘といて何が悪い。…時が満ちたら詳しく話す。今は茉衣の体調が大切だ。」
「…。」
「私は遥紀についていく。信じてる。」
「…サナは強いな。」
「もう真田じゃないわ。」
「…そうだな。」

茉莉は、

「パパ☆甘える。」
「やっと父親に会えた喜び、茉莉も遥紀に甘えっぱなしで。茉莉にとって父親は大切。まさかこうなるとは思っていなかった。一生父親知らずに育って行く。…繋ぎ合わせたのはクローバーの指輪と砂時計なんて。」
「遥紀とサナは本当ラブラブだったから、幸せになって欲しかった。遥紀が別れて堕落しているの