「…茉莉、それはダメ。ママがいけないの。…前も言ったけど…ママがパパに言わなかったから。…パパは何一つ悪くないの。…パパ後悔してる。自分を責めて、…茉莉の写真を見ては泣いて、夜中は寂しくて泣いて、あんな姿見たことない。高校生の頃も。パパを責めないであげて?パパを愛してあげて、パパは茉莉が生き甲斐なの。茉莉がいるから頑張れる。茉莉はパパの天使なのよ。パパは茉莉のお守りの中身を見た時、茉莉がパパの子供だと思ってママに聞いても、ママは、隠し通した。」
「お守り…落としたもん。」
「あの中身ね、パパにもらったの。高校生だったから高価なものじゃないけれど嬉しかった。パパを証明するもの。パパがラジオでママに語りかけた。会いたいと。ママは、それがパパからなのか確かめに、プレゼントを茉莉に渡す程好きな人を待たせたくなかったからお互いの幸せを願い、別れた公園に行ったの。パパはいたわ。全てを打ち明けた。11年を経たあの場所で。パパはすぐに茉莉に会いたいと言った。茉莉は眠っていて。パパは何度も茉莉の頬に触れて、髪を撫でて。もう寂しくさせないと添い寝して。起きてびっくりする茉莉に、優しく声をかけた。穏やかなカオで、愛しい人を見る目。あれからパパは茉莉の虜になった。」
「パパ…。」
「パパは茉莉との時間を埋めようとしている。だから責めないで?」
「…。」
遥紀が帰って来る。
「ただいま。」
遥紀に茉莉がしがみつき、
「パパおかえり☆」
遥紀はにっこり、本当に嬉しそうに、
「ただいま。」
と答える。
茉莉は、
「パパ…昨日ひどい事言ってごめんなさい。」
遥紀は、
「いいよ。実際に悪かったのはパパだから。茉莉が責めるのは仕方ない。」
居間。
茉莉は遥紀のラジオを録音したものを聴いている。
「…今聴くと恥ずかしいかも。」
「パパが告白してる。」
茉衣は、
「反響すごいね。リスナーからすぐにメッセージ来てる。」
「…これ一部なだけですごい量届いた。結婚したの?とか何て呼び合ってる?とか。」
お風呂。
遥紀は茉莉に誘われて茉莉と入る。
茉莉の胸は前より少し膨らんで、成長の証。
遥紀は遊ぶ。茉莉は喜ぶ。
遥紀は成長しつつある茉莉に恥ずかしいけれど、娘と入れて嬉しい。
「お守り…落としたもん。」
「あの中身ね、パパにもらったの。高校生だったから高価なものじゃないけれど嬉しかった。パパを証明するもの。パパがラジオでママに語りかけた。会いたいと。ママは、それがパパからなのか確かめに、プレゼントを茉莉に渡す程好きな人を待たせたくなかったからお互いの幸せを願い、別れた公園に行ったの。パパはいたわ。全てを打ち明けた。11年を経たあの場所で。パパはすぐに茉莉に会いたいと言った。茉莉は眠っていて。パパは何度も茉莉の頬に触れて、髪を撫でて。もう寂しくさせないと添い寝して。起きてびっくりする茉莉に、優しく声をかけた。穏やかなカオで、愛しい人を見る目。あれからパパは茉莉の虜になった。」
「パパ…。」
「パパは茉莉との時間を埋めようとしている。だから責めないで?」
「…。」
遥紀が帰って来る。
「ただいま。」
遥紀に茉莉がしがみつき、
「パパおかえり☆」
遥紀はにっこり、本当に嬉しそうに、
「ただいま。」
と答える。
茉莉は、
「パパ…昨日ひどい事言ってごめんなさい。」
遥紀は、
「いいよ。実際に悪かったのはパパだから。茉莉が責めるのは仕方ない。」
居間。
茉莉は遥紀のラジオを録音したものを聴いている。
「…今聴くと恥ずかしいかも。」
「パパが告白してる。」
茉衣は、
「反響すごいね。リスナーからすぐにメッセージ来てる。」
「…これ一部なだけですごい量届いた。結婚したの?とか何て呼び合ってる?とか。」
お風呂。
遥紀は茉莉に誘われて茉莉と入る。
茉莉の胸は前より少し膨らんで、成長の証。
遥紀は遊ぶ。茉莉は喜ぶ。
遥紀は成長しつつある茉莉に恥ずかしいけれど、娘と入れて嬉しい。


