クローバー

彼女?エッチしたんだ。」
「…。」
「赤飯炊かないとね。母さんに頼んでおこ。」
「…やめろ。」
「彼女の写真あるの?」
「ないよ。」
「見〜た〜い〜。」
「…誰が見せるか。」
「この前悩んでた彼女とセックスなんて早いね。」
「…。」


「弟は厄介でした。」
「それからは順調だったんですか?」
「そうでもないね。多恵子はストーカーされかけたんだ。多恵子を気に入った近所の男がよく多恵子の下着を盗むし、無くなった口紅は舐めるし。気持ち悪かった。」


ある日、多恵子は悩んでいた。

「…今日も下着盗まれてる…もう10着目よ…気持ち悪い。」

次の日、政治と話している。

「どうしたのですか?」
(仕事モード)
「…最近、やたら下着が盗まれるんです。気持ち悪いです。」
「それは気持ち悪いですねぇ。」

耳打ちして、

「多恵子の下着は私が欲しいくらいなのに。」

解いて。

「いつからですか?」
「…1か月くらい前からです。もう10着盗まれてまして…。」


それから数日後、多恵子は家にいると、誰かに覗かれている気分。気のせい?いや、違う。確かにおかしい。
不安。下着ドロのこともあるし。多恵子は政治に連絡する。

「もしもし、多恵子、どうした?」
「…私、誰かに覗かれてる…怖い。」
「すぐ行く。待ってるんだ。」
「はい…。」

待っている。視線。怖い。

「早く来て…。」

たまらない。外へ。

「早く来て…。」

不安。そんな多恵子を狙う影。

ニヤリ。

そして、

「!?」

羽交い締め。

「いやっ!」

キス。

「やっ…いや…助けて!!」

ニヤリ。

男は多恵子に下着を見せ付ける。

「い…いやぁ!?」

多恵子の下着だ。男は口紅を取り出し、舐める。それは多恵子が捨てた口紅。

「いや…。」

キス。
多恵子は抵抗する。男は多恵子の腕を掴むと、男の精器を触らせる。

「いやっ!!」

男の精器が膨らんでいくのがわかる。女性下着からはみ出る男の…。多恵子は首を横に振って、

「や…助けて、せ…い…じさん!!」
「多恵!!」

政治だ。政治は、多恵子に無理矢理キスして触らせている男を離