。」
「…消えない罪。」
「ダメ。」
「…オレ、茉莉にキライになられたら生きていけない。」
「遥紀、愛してる。」
「茉衣…。」

遥紀は茉衣を抱く。伝わる命の鼓動。

「女の子かな?そんな気がする。ハルカの時よりは優しくて、柔らかいの。ね?ハルカよりは優しい蹴りでしょ?もう…。」

ぐいっ。

茉衣は遥紀の両頬をつねってぐいぐいする。

「いで…。」
「ふふふ、面白いカオ。」
「う…。」
「やり返せるならやり返してみろ〜♪」
「…くそ。」

つねり返す。

「いや〜ん、妊婦いじめた〜。」

笑う。そこへ、

「ママとパパ楽しそう。」

ハルカを抱いた茉莉が来る。

「ねぇハルカ、いいよねぇ☆」

ハルカはにこにこ。

「ハルカ、パパに構ってもらえなくて寂しいねぇ。」

遥紀はハルカを抱く。

「高い高〜い。」
「きゃはは。」

笑う。

「ほら笑ってる。」「茉莉…。」
「パパだぁい好き!」

茉莉は遥紀の頬にそっとキス。遥紀は嬉しい。

「ママからじゃないといけなかったかなぁ?」

という疑問に遥紀はメロメロ。茉莉の虜。茉衣は笑う


それから、茉衣は女の子を産む。茉菜と名付けられた。