ツリー見て、プレゼント交換して、幼なじみ卒業したい。

「はぁ…。いいよ。ツリー見に行くだけだろ?」

尚ちゃんはため息をついて言った。

いいよって言ってくれたのに、何故かイライラしている。

「私と二人で見るのがそんなに嫌…?」

自然と冷たい声が出た。

「違うよ。いいよっていってんじゃん。」

尚ちゃんはイライラしながら答えた。

「なら、最初からいいよって言ってくればよかったじゃん!」

私の声が道路に響いた。