放課後、私は尚ちゃんを誘って一緒に帰ることにした。

高校生になって、尚ちゃんは友達とクリスマス過ごすのかな…。

「珍しいな、一緒に帰ろうなんて」

尚ちゃんはいつも通り話かけてくる。

「まあね。話したいことあったから。」

私はドキドキしながら答える。

「話したいこと?」

尚ちゃんは不思議そうに見つめてくる。

私は一息大きく吸ってから、言った。

「く、クリスマス空いてる?二人でクリスマスツリー見に行かない?」