小春ちゃんは笑顔で言った。

「そうかな…」

尚ちゃんは幼なじみとしか思ってない気がする…。

「だって、尚斗くん女嫌いなんでしょ?尚斗くんとあんなに話す女子なんて奈々ちゃんぐらいなんだよ?」

実際高1の今、尚ちゃんは女子にモテる。告白もたくさんされてるのに一度もOKを出したことがないらしい。

「あんなの普通の会話しかしてないもん!」

悲しいけど、私たちってそれ以上って感じではないよ…。

「尚斗くんも意識してると思うけどな…」

「えっ?何て言った?」