「何言ってるんですか…」




「だめ?」




「だめです!」




「えー残念」




絶対からかわれてる…




全然残念そうじゃないし




「でもいつかいいよって言わせたいな本気で」




「絶対言いません…」




「生意気〜」




そんな言葉と共に先輩の手が頭に乗って
髪を荒っぽく乱す




「ちょ、やめてください…!」




「はは」




「も…もうここまでで大丈夫です!
家すぐそこなので」




気づくともう家のすぐ近くまで着いていた




「じゃあまた明日ね?」




「はい…」




思わずはいって言っちゃった…




先輩は満足そうに笑ってる




「ありがとうございました…送ってくれて」




「こちらこそ一緒に帰ってくれてありがと」




やっぱり笑顔キラキラ…