気づくと眩しい光が顔を照らしていた




いつの間に眠っていたのか分からないけど、いつもよりかなり体がすっきりしてる。




寝室を出てリビングに来ても先生の姿はない




ふと目に入った壁の時計を見て思わず飛び跳ねた




「え!?」




短い針が4をさしてる




学校…




視線を机に落とすと白い紙が置いてあって




" 冷蔵庫にご飯入れといた
緊急の時は連絡して
090××…… "




綺麗な字…




紙の横に小さなカレンダーが置いてあって青字で土曜と書いてある




先生の家で動揺してて忘れてたけど今日が休みで安心…




ソファーに座って昨日放置してた鞄の中から携帯を取り出すと新着メッセージが一件




見なくても分かる…




それは予想通り兄からで




その名前を見た瞬間怖くなってそれ以上開けなかった




携帯を床に置いてぼーっと窓から外を見る