秋の終わりの風が窓から流れ込んで髪を揺らす




まだ濡れてるせいか少し冷たい




一人ぼっちの保健室でベッドに座る




さっきの光景が頭の中で何度も浮かんでは消えて…




ガラガラ




ドアが開く音に胸が高なった




でもその先に思い描いていた人は居ない




「城ノ内先輩…」