「あの…私…」




怖い…




自然と声が小さくなっていく




兄と同じで聞く耳なんか持ってくれない




外側からドアを押さえられてトイレの中から出れなくなってしまった




「何様だよブス!!!」




暴言の数々と嘲笑




震えが止まらない…




助けて…




バシャッ




上から大量の水をかけられる




「廉に近づくな!!!」




最後にドンッという物音と笑い声がして女の子達の足音が小さくなっていった




濡れて制服に浮かび上がった傷を隠すように自分の身体を抱きしめた