「邪魔、早く教室行け」 だるそうな声 「えー酷い〜 また休み時間に来るね〜?」 「迷惑」 冷た… 先生の言葉から逃げるように女の子達の足音が小さくなっていく 私もそろそろ行かないと… 重い体を起こすと視界が左右に大きく揺れた 大丈夫… そう言い聞かせてカーテンをめくる 先生は一瞬こっちを見てまたすぐ机に視線を戻した 「ありがとうございました…」 返事は返ってこない