雅也先輩からもらった髪飾りを髪につけて登校した。
「そんな髪飾りあったか?」
「この間友達からもらったの」
カバンの中にはお弁当が3つ。
零ちゃんは料理を他の人に食べさせるのを嫌がるからお弁当を渡してることを言えないままだった。
「おはよ、昨日の肉じゃが最高だった。また作ってくれよ」
教室に入ると雅也先輩はいつものように洗ったお弁当を返してくれた。
「あの…先輩、わたしもうお弁当は―――」
断れなくて今日まで来ちゃったけど、ずっとこのまま作り続けることもできないから、だから。
「今日でお弁当を作るのをやめ―――」
ざわっ、
教室の入り口で黄色い声が上がった。
嫌な予感に振り向くと1年の棟に滅多に来ない零ちゃんがダークな表情して立っていた。
ガンッ
教室のドアを零ちゃんが蹴飛ばしてクラス中が一斉に静まり返った。
「ふみ、これはどういうことだ?」



