「…手当て、しなきゃ」 零ちゃんは片方の腕でわたしの背中をそっと包み込んだ。 「―――バカか、おまえは」 「うん」 バカでいい。 零ちゃんがわたしを庇うくらいには、幼なじみには思ってくれてることがわかったから。 包まれるぬくもりにそっと頬を寄せた。 零ちゃんが―――好き わたしはひとり痛みに起き上がり零ちゃんを睨む男がいたことも知らずにいた―――