オレ様のシモベ




「ふみ、あのさ、先輩からの告白どうだったって―――はっ!?」


ガチャッ

屋上へのドアが開いて福ちゃんの声が聞こえ、わたしを押さえつけてた手が緩んだ。

緩んだ隙に、思い切り突き飛ばして起き上がると福ちゃんの脇をすり抜けて走った。


「ふみ!!」


慌てた福ちゃんの声がしたけど振り返ることもできないまま階段を駆け下りる。

早紀子さん…ひどいよ
零ちゃんの友達だってひどいよ…

無我夢中で駆け下りた階段の途中、誰かにぶつかって持っていた手紙がハラリと落ちた。


「なんか落として―――」


偶然にぶつかったのは零ちゃんだった。
落としたラブレターを拾い上げ読む。


「なんだこれ?」


わたしを振り返った一瞬で零ちゃんの顔色が変わった。


「ふみ、おまえ―――」


両腕をつかまれて揺さぶられた。ひどく傷ついた顔、わたしを見る目―――


「なにが、あった?」