「ただいま、絃」
いつものように奈央は写真の中の絃に話しかける。
そして写真の中で絃と奈央を見て優しく微笑む仁の姿にも奈央は目を向ける。
プロポーズされるまではこんなに意識しなかったのに・・・
奈央は自分自身の気持ちの変化を感じていた。
仁は奈央を送ってから自分の経営する美容室へ戻り、自分の机に座った。
奈央がラッピングしてくれた紅茶のクッキーを見て思わずにやけそうになる。
その時机の上の写真から絃の視線を感じて仁は思わず写真を机にふせる。
そしてクッキーを一枚取り出すと大切に口に運んだ。
ほろ苦くて甘い。
奈央への愛おしさを感じながら仁は伏せた写真から目をそらした。
いつものように奈央は写真の中の絃に話しかける。
そして写真の中で絃と奈央を見て優しく微笑む仁の姿にも奈央は目を向ける。
プロポーズされるまではこんなに意識しなかったのに・・・
奈央は自分自身の気持ちの変化を感じていた。
仁は奈央を送ってから自分の経営する美容室へ戻り、自分の机に座った。
奈央がラッピングしてくれた紅茶のクッキーを見て思わずにやけそうになる。
その時机の上の写真から絃の視線を感じて仁は思わず写真を机にふせる。
そしてクッキーを一枚取り出すと大切に口に運んだ。
ほろ苦くて甘い。
奈央への愛おしさを感じながら仁は伏せた写真から目をそらした。



