「だから奈央。」
「・・・」
奈央はまっすぐな仁の瞳からそらせずに仁を見る。
「もう一度言う。」
「・・・」
「俺と結婚してください。」



あたたかな春の日差し。
心地よい風が吹く。

新しい命が歌い、色とりどりの花たちが踊る、そんなとき。


奈央は仁から2度目のプロポーズをされた。