「俺がスタジオに入るのはダメかな。」
「え?」
「本当は俺はスタジオの中にはいったらダメな気がして、ずっと事務所の外で待つって決めてたんだけどさ。でも、そばで見てないと不安なんだ。これからもリハビリは続けてほしい。でも俺のすぐそばでやってほしい。」
「・・・仁・・・。」
仁はどこまでも奈央を考えてくれている。
奈央は仁をまっすぐに見つめながら「ありがとう」と感謝を心から伝えた。
「ありがとう。仁。」
「どういたしまして。」
「大好き。」
奈央は仁の体に抱き着いた。
「こら、赤ちゃんがつぶれるだろ」
そう言って慌てる仁がおかしくて奈央はゲラゲラと笑った。
「・・・そんな優しい仁に一つ言ってもいい?」
「ん?」
「・・・お腹すいた・・・」
奈央の甘えた声に仁は一瞬驚いてから理恵の言葉を思い出す。
『妊娠初期は奥さんをお姫様と思って』
「え?」
「本当は俺はスタジオの中にはいったらダメな気がして、ずっと事務所の外で待つって決めてたんだけどさ。でも、そばで見てないと不安なんだ。これからもリハビリは続けてほしい。でも俺のすぐそばでやってほしい。」
「・・・仁・・・。」
仁はどこまでも奈央を考えてくれている。
奈央は仁をまっすぐに見つめながら「ありがとう」と感謝を心から伝えた。
「ありがとう。仁。」
「どういたしまして。」
「大好き。」
奈央は仁の体に抱き着いた。
「こら、赤ちゃんがつぶれるだろ」
そう言って慌てる仁がおかしくて奈央はゲラゲラと笑った。
「・・・そんな優しい仁に一つ言ってもいい?」
「ん?」
「・・・お腹すいた・・・」
奈央の甘えた声に仁は一瞬驚いてから理恵の言葉を思い出す。
『妊娠初期は奥さんをお姫様と思って』



