奈央と仁は二人で絃のお墓の前に立っていた。
奈央がお花を供える。仁が線香に火をつけた。

二人で目をあわせてからお墓に向かって手をあわせる。

まだまだ二人は歩みだしたばかり。

でも絃にその報告をしたかった。