『どうしたの?絃?』
いつもとは違った雰囲気の絃に遠慮がちに声をかける奈央に絃は視線を移すと少し疲れた表情で微笑んだ。
『これ、全部奈央の歌だよ』
という言葉も添えて。
その日から奈央が絃に会いに行くたびに新しい曲ができていた。
「奈央・・・」
奈央はふと目を開けた。
そこには心配そうな仁がいる。
「頭痛、するか?」
「・・・少し・・・」
奈央が周りを見るといつの間にか寝室に寝かされていた。部屋着に着替えも済ませてある。
「ごめんね、運んでくれたの?」
「・・・そのくらい平気だ。ごはん、食べられそうか?」
「・・・いらない・・・」
いつもとは違った雰囲気の絃に遠慮がちに声をかける奈央に絃は視線を移すと少し疲れた表情で微笑んだ。
『これ、全部奈央の歌だよ』
という言葉も添えて。
その日から奈央が絃に会いに行くたびに新しい曲ができていた。
「奈央・・・」
奈央はふと目を開けた。
そこには心配そうな仁がいる。
「頭痛、するか?」
「・・・少し・・・」
奈央が周りを見るといつの間にか寝室に寝かされていた。部屋着に着替えも済ませてある。
「ごめんね、運んでくれたの?」
「・・・そのくらい平気だ。ごはん、食べられそうか?」
「・・・いらない・・・」



