そう言ってメニューを見る奈央に仁は少し安心できた。
「デザートまで食べちゃおうかな~」
「どうぞどうぞ。」
「仁は決まっちゃった?」
「まだ。」
いつもメニューとにらめっこして最終的に何を注文するか決められない奈央。
そうなるといつも奈央が食べたいものを仁が頼み半分にシェアして食べることが多かった。
「結局いつもみたいになっちゃったね。」
メニューを決められず奈央の食べたいものを2種類頼んだふたり。
仁はいつものことだと笑った。
「初めからそうなるってわかってるから、実はメニューちゃんと見てないんだ。」
「えー?それじゃあ仁が食べたいもの食べられないじゃない。」
奈央が少し頬を膨らませると仁が笑った。
「いいんだよ。奈央の食べたいやつが俺は食べたいの。しかもいつも俺だって2種類食べられるからさ。」
「でも・・・そうやって私を甘やかしてばっかりだと私どんどんわがままになって、ぶくぶくに太って、宝石じゃらじゃら付けた嫌な奥さんになっちゃうよ?」
「ははっ。ならないだろ奈央は。」
他愛もない会話を楽しめる時間がかけがえのない時間だ。
「デザートまで食べちゃおうかな~」
「どうぞどうぞ。」
「仁は決まっちゃった?」
「まだ。」
いつもメニューとにらめっこして最終的に何を注文するか決められない奈央。
そうなるといつも奈央が食べたいものを仁が頼み半分にシェアして食べることが多かった。
「結局いつもみたいになっちゃったね。」
メニューを決められず奈央の食べたいものを2種類頼んだふたり。
仁はいつものことだと笑った。
「初めからそうなるってわかってるから、実はメニューちゃんと見てないんだ。」
「えー?それじゃあ仁が食べたいもの食べられないじゃない。」
奈央が少し頬を膨らませると仁が笑った。
「いいんだよ。奈央の食べたいやつが俺は食べたいの。しかもいつも俺だって2種類食べられるからさ。」
「でも・・・そうやって私を甘やかしてばっかりだと私どんどんわがままになって、ぶくぶくに太って、宝石じゃらじゃら付けた嫌な奥さんになっちゃうよ?」
「ははっ。ならないだろ奈央は。」
他愛もない会話を楽しめる時間がかけがえのない時間だ。



