アナタと、キスと、銃声と。


と思って3日、経ちました。


なんっっにも変わってません。


前みたいに話したりしようしようと思えば思うほど…うまくいかない。


どうしたらいいものか…。


大きなため息が漏れるお昼すぎ。






「…ここはー、どこ?」






少し別荘の周りを探検しようと外へ出て、翔平ちゃんの事をどうしようかと考えているうちにどこが見慣れないところへやって来てしまった。


別荘の屋根すら見えない…。



自分がどっちからやってきたのかすらわからない、森の中。






「あ!スマホ…!!」






用意してあった、今日の服装はワイドパンツに花柄の服。


そのワイドパンツのポケットに手を入れてスマホを取り出す。





「…………充電し忘れてる…」






昨日の夜、充電器を刺す前に寝落ちしてしまってまあいいやと思ってたんだった…。


携帯があれば、翔平ちゃんに電話して迎えに来てもらって。