連れてこられたのは、大きな噴水のある広場。
周りの木には白、青の綺麗な電飾が飾り付けられていて綺麗。
わたしは翔平ちゃんから少し離れてわーっとはしゃぐ。
こんな所来たの初めて…。
キラキラしてて、ロマンチックすぎる!
「梨瑚」
わたしの名前を呼ぶ人の元へ、駆け寄る。
それからぎゅーっと抱きつく。
こんな素敵な場所に連れていってくれるなんて知らなかった。
…嬉しい。
わたしを少し離して、コートのポケットに手を入れる翔平ちゃん。
少し、照れくさそうな表情。
「これ…」
「何?」
「クリスマスプレゼント」


