それを見てしまって、苦しくなってるんだ。
ほんとにいいのに。
翔平ちゃんが気にすることじゃないのに。
「もういいの」
「でも」
「でももなんもない!この話したら怒るからね!ほら、行こ!!」
翔平ちゃんの手を引いて、長谷川の待つ場所へ戻る。
いらないこと考えられないくらい今日は楽しませるんだから。
少し駆け足で来た道を戻る。
「はやく、早く乗って!」
「わかってますから」
ググッと翔平ちゃんを押して車に押しこめる。
長谷川には今日行くところを伝えてあるから、車を直ぐに走らせてくれる。
次はー…。
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