「おまかせしましたー!」
「ありがとうございます」
朝陽くんと店員さんからタピオカを受け取る。
わたしが知ってるストローより少し太め。
いざ、飲もうと吸ってみると…。
「ん!美味しい」
「なんか不思議な感じだな」
「うん!また飲みたくなる!」
「いや1回でいいだろ」
「そんなー!…てか、朝陽くんお金…」
「だからいいって。遠慮すんな」
「…ありがとう」
「ん」
先を歩く朝陽くんの背中を追いかける。
大きな背中を見る。
翔平ちゃんと、こんなことしてみたいな…。
堂々と隣歩いて。
ばかみたいにはしゃいで。
……歩けたらいいのにな。
「もう、帰るか」
「え?」


