黒龍族の末裔

今にも飛び出してきてきそうなくらい
鮮やかな装飾。


深いみどりの宝石の中に
金の龍が彫られていて

目の部分にだけはめこまれた宝石。



(絶対、高いだろうな……。)

袋に入ったもうひとつの紙には、
私の名前が

筆記体で書かれている。




『エリックニール・リーデム・ユラノ』


これが、私の本当の名前だ。



私はいつの間にか小さな路地裏で

立ち止まっていた。


ずっと疑問に思ってた
ずっと考えていた。



何故かわからないけど
思わず口からこぼれてしまう