父が拾ってきたのは私の運命の人でした

ショッピングモールまでの道は2人とも無言だった。


陸「到着。」

「まずは洋服から見た方が楽だよね。」

陸「うん。」

「ブランドとかこだわりあるの?」

陸「特には。」

「そう。じゃあ、私のと同じとこでいいか。」

はぁ…何でこんな人拾ってきたんだよ…。疲れる…。
私が人と関わりたくないの知ってるでしょ…。


陸「何階?」

考え事をしているとエレベーターの前に着いていたみたいだ。

「え?あ、3階。」

陸「平日なのに人多いのな。」

「夕方だから夕飯の買い物とかじゃない?」

陸「そういうことか。」

「いつもどういう服着てるの?」

陸「Tシャツにジーパン。」

「何それ…。それしか着ないの?」

陸「うん。シャツとか買ってもアイロンかけないからシワシワになるだろ。」

「はぁ…。」

陸「着いたぞ。どこ行くんだ?」

「こっち。」

私がいつも買うお店へとやってきた。
基本的にキレイめの服しか売ってないから陸さんの服もここで大丈夫なはず。

「メンズあっちだけど自分で選んだ方がいいでしょ?」

陸「うん。見てくる。」

「わかった。」

さぁ、どの服にしようかな。
このオフショルのワンピース可愛いな。
それに、このシャツも可愛い。
あ、そうだ。カーディガン欲しいと思ってたんだった。
とりあえず、この3着でいいかな。
で、陸さんは…。悩んでるな。

「決まった?」

陸「いや。何でこんなにシャツばっかりなわけ…。」

「仕方ないでしょ。キレイめの服ばっかりなんだから。」

陸「もういいや。玲奈選んで。」

「自分で選ばないの?」

陸「俺こういうの着ないからわかんない。」

「はぁ…。じゃあ、これとこれと。あとは…。あ、これも似合う。あれもいいな。」

結果、陸さんの服を14着買った。
また別のお店に買いに行ったらいいし。

陸「ありがとう。」

「気にしない気にしない。さ、布団見に行こうか。」

陸「うん。」