もうすぐテストがあるので、その勉強会をしようと、昨日、誘われた。

我が家は私の一人暮らしなので、いつ来たっていい。
そのため、母親と喧嘩する度に、由美は私の家まで泊まりに来る。

「パジャマとか、あったよね」

「あるよ。てか、あんたの服全部あるから、なんなら寄ってけば?」

友達の少ない私にとって、由美は貴重な、本心のままで話せる、親友。

「じゃ、そゆことね」

だから、彼女を、失うようなことはしたくない。
そして、彼女と一緒にいたい。


「おぉー。さっすがはるん家。いつ来ても広いね〜」