『ねぇ…』・「あのさ…」

『…!!今、僕に話しかけてくれたの?』

「そうだよ…」

『あぁ凄いや、5年と62日ぶりだよ!何?!何が言いたいの!』

「私ね、早くあなたの体になりたいの」

『え?』

「だから私は!あなたの体になりたいの!!」

『僕はね、君を本当に美しいと思ってる』

『だから今残っている顔には手を出さないよ』

「嘘…でしょ?ずっと話さなかったから怒ってるんでしょ」

「ごめんね、ずっと体がなくなるのが嫌だったの!これからはもっと話すから」

「一緒に遊ぶから!お願い…もう私を消してよ!」

『嫌だよ、君の美しい顔には傷をつけられないからね』